コラム

広報向けノウハウ 001

湾岸戦争の勃発はPR 戦略だった〜ナイラの涙

売上を作るのは営業の力だけど、実は広報も売上を伸ばすためには必要なんですよね。テレビやネットで商品が取り上げられて売上が爆発したっていう話も多いですよね。
そこで私の知っている広報の小ネタをシリーズで紹介します!
 
第1回はいきなり堅い話だけど、広報が政治に与える影響の記事を取り上げました「湾岸戦争の勃発は広報戦略だった!」です。いきなり物騒な話ですけど最近選挙で広報会社を使っていることがニュースになりますよね。でも広報の力の恐ろしさを感じたのは、この事件でした。イラクによるクウェート侵攻後、イラク軍兵士がクウェートの病院から、保育器に入った新生児を取り出し放置、死に至らしめた経緯を「ナイラ」という女性が涙ながらに語った事で知られています。
 
実はこれ、イラクに侵攻を受けたクウェートがアメリカの広報代理店と組んで意図的に情報操作を仕掛けたという話です。今ではステマ(ステルスマーケティング:消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること)としてマスコミに叩かれますが、当時のマスコミはクウェートに入れなかったため、マスコミは大々的に「ナイラの涙」を報道し、米国が湾岸戦争に踏み込むきっかけになったという話です。
 
ステマはいけないけど、事実をうまく情報にしてきちんと報道すると記事になり、日本、世界に簡単に拡散する時代になっています。だからこそ、商品の価値をきちんとマスコミに伝える(=広報活動)は必要になると思います。いきなり堅い話でしたけど、広報の力って凄いことお伝えできたでしょうか?
 
次回も広報の力の必要性について、来週あたりにコラム書きます!また見て下さいね!